正社員からフリーランスエンジニアへ、どんな流れでなっていくのだろう?
調べれば分かると思うけど、一通りの流れを整理するのが面倒くさいなあ
フリーランスになるまでの準備や手続きなど、やることが色々あって、大まかな流れを整理するのも面倒に感じますよね
本記事では、正社員エンジニアからフリーランスエンジニアになるまでの流れを解説します。
フリーランスエンジニアになるまでに何をすれば良いのかを知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
フリーランスエンジニアとは
フリーランスエンジニアとは、会社などの組織に属さず、個人で活動するITエンジニアのこと!
自身の経験やスキルをもとに、取引先企業と交渉し、仕事を獲得していきます。
フリーランスエンジニアになるメリット・デメリットは、以下が挙げられます。
- 働く場所や時間の自由度が高い
- スキルや経験に応じて報酬UPしやすい
- 人間関係のストレスがほとんどない
- 収入が不安定である
- 社会的信用度が低い
- 労働基準法の適用外である
「自分がやりたい仕事を自分の力で勝ち取っていく」のが、フリーランスエンジニアです!
正社員からフリーランスエンジニアになるまでのロードマップ
正社員からフリーランスエンジニアになるまでの大まかな流れとしては、以下のようになります。
それぞれ解説していきます。
ステップ1:【準備】自分のスキルや経験を棚卸
自分のスキルや経験の棚卸をしていきましょう!
このステップのポイントは、以下の2点です。
- 自分のスキルや業務経験を振り返って整理する
- フリーランスエージェントに相談する
フリーランスエンジニアは、自身の経験やスキルで仕事をしていくので、スキルや経験の棚卸は重要!
スキルや経験の振り返りをする際、フリーランスエージェントを活用するのがおすすめです。
フリーランスエンジニアに特化した案件(お仕事)を紹介してくれる専門エージェントサービスのことです。
フリーランスエージェントでは、「自分がフリーランスエンジニアとしてやっていけるのか?」と悩んでいる人に向けて、無料で相談できるサービスがあります。
無料相談の時に、自分で振り返り整理したスキルや経験を話すことで、今の自分がどの程度なのかを客観的に知ることができます。
自分では気づけなかったことに対して、気づきを与えてくれることもあるので、活用してみるのも良いですよ!
ステップ2:【準備】フリーランスになるまでの計画を検討
フリーランスになるまでの計画を立てていきましょう!
このステップのポイントは、以下の2点です。
- いつ頃フリーランスになるのか決める
- フリーランスになるまでに何を準備するか整理する
自分の経験やスキルがどれくらいなのかを、ステップ1で把握できたら、大まかな計画を考えていきましょう!
大まかな計画では、以下の2点について考えていきます!
- フリーランスになるまでの大まかなスケジュール
- フリーランスになるまでに何をどのくらい準備するのか
フリーランスになるまでの大まかなスケジュールについては、「〇〇年〇〇月」にフリーランスになるくらいが明確になるようにしましょう!
フリーランスになるまでに何をどのくらい準備するのかについては、貯金はいくら貯めておくのか、スキルアップをどれくらいしておくのかなどを考えておくと良いです。
大まかな計画が考えられたら、フリーランスになるまでの間、計画に沿ってスキルアップなどの準備を実施していきましょう!
ステップ3:【行動】退職予定の調整
会社の退職予定日について調整しましょう!
このステップのポイントは、以下の2点です。
- 会社への退職意向はなるべく早めに伝える
- 退職希望日を必ず伝えるようにする
退職の意思は、遅くても3ヶ月以上前までには伝えるようにすると良いです。
会社側ではあなたが退職することによってプロジェクトメンバーが欠員し、代わりの要員を調整する必要があります。
要員調整には時間がかかり、プロジェクトによっては3ヶ月以上かかる可能性も。。。
自分の周りの状況も考えて、早めに伝えておくようにすると、自分の希望に近い形で退職予定を調整することができますよ
退職希望日を伝えることで、会社側でも希望に沿った形になるように調整を進めようとします。
会社側の調整ができ次第、退職日が確定した旨の連絡が来るので、これで大まかな退職予定の調整は終わりです。
有休消化は可能な限り消化して、フリーランスエンジニアになるための準備時間を確保しておくと良いです
ステップ4:【行動】フリーランス案件(お仕事)の調整
会社を退職するまでに、フリーランスエンジニアの案件(お仕事)探しを進めておきましょう!
このステップのポイントは、以下の2点です。
- 複数のフリーランスエージェントで案件探しをする
- ポートフォリオを作成する
フリーランスエンジニアの案件探しは、フリーランスエージェントを利用します。
フリーランスエンジニアに特化した案件(お仕事)を紹介してくれる専門エージェントサービスのことです。
フリーランスエージェントを利用する際、複数のエージェントを並行して利用するようにしましょう!
エージェントによって、取り扱っている案件が変わるので、複数のエージェントを並行利用することで、自分に適した案件が見つかる可能性が高くなります。
フリーランスエンジニア初心者の方には、以下がおすすめ!
- レバテックフリーランス
- Mid-Works
- Pe-BANK
僕も実際に利用していて、とても良いと感じているのでおすすめです
フリーランスエージェントを利用する際、ポートフォリオの作成をしておくと案件探しのプラスになります。
一言で言えば、自分の売りです。自分の実績や実際に開発したプログラムなどを紹介したものです。自己PRする際に自分はこんなプログラムを作れますというアピールができます。
フリーランスエンジニアでは、即戦力となるスキルが求められます。
未経験の案件獲得は容易ではありませんが、ポートフォリオがあると、業務未経験でもアピールできるので、用意しておくのが良いでしょう。
会社を退職する前までに、案件が決まっているのがベストです。
ステップ5:【完了】フリーランスエンジニアデビュー
会社を退職して、フリーランスエンジニアとしてスタートしましょう!
このステップのポイントは、以下の2点です。
- フリーランス(個人事業主)になる手続きを行う
- フリーランスエンジニアの案件を獲得しておく
会社を退職したら、開業届を提出し、社会的にフリーランス(個人事業主)となりましょう!
個人事業主になるための手続きについて詳しく知りたい方は、以下の記事をどうぞ
事務手続きが完了すると、正式にフリーランスエンジニアとしてスタートです!
自分のやりたい道に向かって頑張っていきましょう!
正式にフリーランスエンジニアとなれば、自分で仕事を獲得しない限り、収入はありません。
会社を退職する前までにフリーランスエンジニアの案件を獲得していることがベストですが、獲得できていない場合は、案件獲得に注力しましょう!
案件が獲得できれば、フリーランスエンジニアとして、初めての仕事がスタートです!
フリーランスエンジニアとしての新しいスタートを楽しんでください
フリーランスエンジニアになった後、長く活躍するためにやるべきこと
フリーランスエンジニアは、正社員の時と違い、収入は不安定です。
企業側で人員削減を行う際、月並みでも正社員は残り、優秀でもフリーランスは削減されることもあるでしょう。
フリーランスエンジニアになったら、あらゆる状況を想定して準備することが大切です!
特に準備しておきたいポイントとしては以下の4つになります。
- お仕事は誠実かつ一生懸命に取り組む
- 継続してスキル向上の努力を怠らない
- 心身の健康を大事にする
- 案件獲得の経路を増やしていく
それぞれ詳しく解説します。
仕事は誠実かつ一生懸命に取り組む
フリーランスエンジニアの案件では、契約内容によっては定められた期間だけの関係で終わることが多いです。
しかし、限られた期間で信頼を積み上げることによって、「これからも仕事をお願いしたい」と言われることや、新しい仕事を依頼してくれることも!
先方との信頼を築くためにも、仕事は誠実かつ一生懸命に取り組むようにしましょう!
継続してスキル向上の努力を怠らない
フリーランスエンジニアは、即戦力スキルを求められるのが基本!
現状、スキルや経験があったとしても、IT技術は常に新しくなり、徐々に既存スキルだけでは対応できなくなります。
僕は、AWS未経験でしたが、業務の中でAWSを触る機会があり、よくわからなくて苦労したことがありました
仕事で継続して成果を出し続けるためにも、最新のIT技術にアンテナを貼っていきましょう!
心身の健康を大事にする
フリーランスエンジニアは、正社員と違い、怪我や病気などによって、仕事ができなくなった場合の保障がありません。
個人的に保険会社で提供している保障サービスを利用することで、ある程度の対策は可能ですが、やはり健康が一番!
仕事ができなくならないように、心身の健康を維持するようにしましょう!
案件獲得の経路を増やしていく
フリーランスエージェントを活用すれば、案件獲得に困ることはないと思いますが、絶対に安心とは言えません。
仕事をより安定させていくためには、仕事の幅を少しずつ増やしていくことが大切!
フリーランスエージェントだけでなく、自分だけで案件を獲得できるようにしていきましょう!
フリーランスエンジニアになる際の注意点
フリーランスエンジニアになる場合、以下の注意点を理解した上で、決断するようにしましょう!
- スキルや経験不足だと苦労する可能性がある
- 働かないと無収入になる
- トラブルが起きても自己責任となる
それぞれ詳しく解説します。
スキルや経験不足だと苦労する可能性がある
フリーランスエンジニアは、即戦力という点が求められます。
即戦力なのかを判断する上で、実務経験をどれだけ積んでいるのかや、何ができるのかはとても重要な観点となってきます。
スキルや経験不足だと、案件獲得が難しくなることもあり、案件が決まらないと収入も無いままになる可能性も。。。
技術スキル不足だから、絶対に仕事が決まらないということはないです。
フリーランスエンジニアの知り合いには、ヒューマンスキル面で案件獲得できた人もいましたね
入念な準備をすれば、全く案件獲得ができないということもありません。
今の自分のスキルや経験がどれくらいで、どれくらいあればフリーランスエンジニアとして活動できるのか、よく考えるようにしましょう!
働かないと無収入になる
フリーランスエンジニアは、仕事をしなければ、基本的に収入はありません。
貯金がなく、仕事もなければ、生活が困難になる可能性も。。。
収入ゼロになるリスクはありますが、リスクを理解した上で、入念な準備をすれば大丈夫です。
フリーランスエンジニアになってからのことを想像しながら、入念な準備をするようにしましょう!
トラブルが起きても自己責任となる
フリーランスエンジニアは、何か問題が起きた際に、誰かが助けてくれるわけではありません。
正社員の場合は、仕事で何か問題が発生しても、会社として対応し、個人が全責任を負うということは極めて少ないと思います。
社会人として、真っ当に仕事をしていれば、基本トラブルは起きないと思いますね
フリーランスエンジニアの場合は、問題が起きた際における責任の負担が大きくなるので、そのリスクを理解した上で、フリーランスエンジニアになるようにしましょう!
まとめ
本記事では、正社員エンジニアからフリーランスエンジニアになるまでの流れについて解説しました!
事前準備をしっかり行うことで、スムーズにフリーランスエンジニアとしてデビューすることができます。
最後に今回のおさらいをしておきましょう。
フリーランスエンジニアになるまでの大まかな流れがわかれば、自分のタイミングで行動を起こすのみ!
皆さんの人生がより良くなることを応援しています!