上手に人付き合いをするには?大事な5つの心構え

皆さんは「日常五心」についてご存知でしょうか?

最近、この言葉を知る機会がありました。

知れば当たり前に聞こえる言葉!

でもなかなか行動できてないかもしれないこと。。。

皆さんの中には、人付き合いがうまくいってないと思う人や、いい人間関係が作れていないと思う人もいると思います。

だからこそ、もっと周りの人との関係をよくしていきたいと思う人もいると思います。

「日常五心」を意識すれば、周りの人たちとの人間関係も良くなっていく第一歩だと思いました。

今回は、日常五心について話していきます。

目次

人付き合いが苦手なことで起きるデメリット

人付き合いが上手くできないことで起きることで、以下のようなデメリットがあります。

  • 勇気が出ず、自分の意見が言いたいときでも言えないこと
  • 周りから誰も話しかけてもらえなくなり、孤立していく
  • 人に気を使いすぎて、自分が我慢したりすることも多くなりストレスが溜まる
  • とにかく周りの目を気にするようになり、ストレスになる

上記のデメリットについては、僕がこれまで生きてきて感じたことをベースにしています。

また、これはプライベートというよりは仕事をする上で感じたことです。

こういったデメリットがあると、人生は生きづらいと感じることもあると思います。

そんなデメリットを解消していくために意識していきたいこととして、日常五心について以下で紹介していきます。

日常五心について

日常五心とは五つの心のあり方のことで、以下の5つです。

  • 「はい」と言える素直な心
  • 「すみません」という反省の心
  • 「おかげさま」という謙虚な心
  • 「私がします」という奉仕の心
  • 「ありがとう」という感謝の心

それぞれの内容について詳しく説明していきます。

「はいと言える素直な心」

「はい」という言葉には、下記の3つの意味があるといわれています。

  • 「拝」という「ありがたく受ける」という相手を敬う気持ち
  • 「配」という「言われたことに充分気を配ります」や相手への気配りをするという気持ち
  • 「背」という「責任を負って実行します」という責任を背負うという気持ち

「はい」は、返事としての「はい」です。

もう一つは、自分から挙手する際の「はい」です。

この場合は、自己主張や自己顕示の意味を表すそうです。

「すみませんという反省の心」

この言葉は、申し訳なくて「自分の気持ちがおさまらない」という「謝罪」の気持ちを表します。

日本語のすみませんは深い意味があり、「これで終わったのではなく、必ず償いをします」の思いが込められているのそうです。

つまり、反省するということは、その償いをしなければならないということです。

口先だけではなく心を込めてこそ、ようやく済むということなのでしょう。

「おかげさまという謙虚な心」

この言葉は、自分の力だけではなく、陰で支えてくれるなど誰かのおかげでもあると感謝するという「謙虚」の気持ちを表します。

人間ひとりひとり、ご先祖からの血縁に与えられた命、次にその命を支える空間、そしてお互いに支え合う命と、正しい教え導きがあってこそ、私たちは生かされているということです。

「僕が、私が」とついつい口に出がちですが、分かち合いの心、つくしあう心を深めて「おかげさま」という
謙虚な心も大事ですね。

「私がしますという奉仕の心」

この言葉は、利害から離れて相手や社会のために尽くすという「奉仕」の気持ちを表します。

人が動くことは働くことになります。

働くとは、ハタとラクに分けられ、つまりハタをラクにする。

働くとは周りの人を楽にする事なのです。

周りの人のために自分は何ができるのかを考えていくのも大事ですね。

「ありがとうという感謝の心」

この言葉は、自分の周りに起こるあらゆる全てのことに対して、「感謝」の気持ちを表します。

自分の心も温かくしてくれる魔法の言葉とも言われています。

生きている、いや生かされているありがたさに気づくことにより、この「ありがとうという感謝の心」が養われるでしょう。

個人的に日常五心を意識した行動をとってよかった経験

僕が社会人一年目の時です。

当時の僕は、社会人として何事にもチャレンジしていくことに意気込んでいました。

そのチャレンジをすることが結果として日常五心を意識した行動につながっていました。

社会人1年目なので、具体的にしていたことは集合研修とOJTがほとんどでした。

実際の業務というわけではありませんが、とても充実した時間だったと感じています。

チャレンジをする中で以下の2つを意識していました。

1つ目は、何事も誰かがやってからその後を追いかけるように自分がするのではなく、率先垂範していくことを心がけていました。

例えば、発言や質疑応答などで挙手を求められるときは基本的にすぐに手を挙げて質問する権利を自分から勝ち取ることを意識したり、誰か前に出てきてやってくれる人というようなことを求められるときも自分が手を挙げて「私がやります」と積極的に参加していました。

この中で、「はい」と言うことが当たり前になり、自分を選んでくれたことに対しての感謝心などを意識することができたと思います。

2つ目は、環境は自分で作っていくこと大事だということを意識していました。

研修とはいえ自分が学ぶ環境を講師陣の人たちだけに準備してもらうのではなく、学ぶ環境を自分で作っていくことが大事だということで、自ら進んで研修準備の手伝いをしていました。

この中で、私がしますという奉仕の心が意識できたと思います。

また、研修の準備をする中で自分が研修の作り手であるという意識が出てきました。

研修を受ける自分が研修の作り手として周りを眺めると、自分たちのために色んな人が行動してくれていることを感じられるようになり、おかげさまという謙虚な心を意識しするきっかけにもなりました。

上記のことを意識して行動していたことにより自然と、ありがとうの心、私がしますという奉仕の心、おかげさまという謙虚な心、はいと言える素直な心が意識できていたように思います。

その結果、周りの同期からは社会人としての鏡のような存在と言われたり、同期の太陽と言われるようになりました。

同期とは、仕事で忙しくなっても久しぶりに集まったときは仕事での愚痴や苦しいことを分かち合える中になりました。

僕は退職してしまいましたが、退職後も交流が続いているので、日常五心を意識していたからこそ、人間関係がうまくいっていたと感じています。

まとめ

これらの言葉はどれも聞いてみれば当たり前で誰でも知っているような言葉のように感じますが、とても大事なことのように思います。

この言葉に対してどれくらい意識できているのか?この問いを自分に問いかけた時に自信を持って答えられる人でありたいと感じたりします。

人付き合いが苦手だからといって必ずしも克服したりする必要もなければ、人付き合いを上手にしなければいけないというわけではありません。

ですが、日常五心という言葉を知って、少し意識するだけでも温かい世界になっていくような気がします。

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